" あいおい損保の自動二輪保険

レッドバロンが代理店になっているあいおいの自動二輪保険

細かいことを抜きにすれば、あいおい損保(正確には「あいおいニッセイ同和損保」)のバイク保険の一番の特徴はバイク業界最大級の販売力を持つといわれるレッドバロンが保険代理店になっていることです。

四輪の新車ディーラーの多くが東京海上日動の代理店になっていて新車の任意保険は東京海上日動がすすめられるのと同じように、レッドバロンでバイクを買えば任意保険はあいおい損保をすすめられることになります。

すすめられたあいおいの任意保険に加入すれば、代理店であるレッドバロンに代理店手数料(保険料の15%程度といわれています)が入ります。

レッドバロンの勧誘で特徴的なのは、あいおいの任意保険に入ると「ゴールドカード」というロードサービスの特典が受けられるという点です。

■ゴールドカードのメリットは本当に絶対的なものか?

公式サイトやネットのQ&Aなどでは、ゴールドカードのロードサービスが「レッドバロンであいおい損保」の切り札のように言われていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

たとえば、次のチューリッヒのバイク保険のロードサービスと比べてみましょう。

・レッカー移動 … 距離100kmまで無料(拠点 全国9,500か所)
(※もちろんツーリング中の故障で最寄のレッドバロンまで移動する場合も対象になります。)
・修理後の自宅までの車両搬送 … 距離無制限で無料 自分で引取りの場合は片道交通費無料
・代車(レンタカー 1800ccまで) … 24時間無料
・事故現場などからの帰宅費用 … 限度額無しで無料(2人乗っていれば2人とも無料)
・ホテル代 … 限度額無しで無料(2人乗っていれば2人とも無料)
・事故による各種キャンセル費用 … 5万円まで補償

まずレッカー移動ですが、100kmというのは車で1時間半から2時間くらいの距離です。

人口密度の高い日本のこと、このくらいの距離であればほぼ間違いなくホンダドリームやレッドバロン、あるいはその他のバイク修理工場が圏内に見つかるでしょう。
(ホンダドリームでは一見さんでもホンダ以外のバイクでも喜んで整備してくれますよ。)

次に青文字の帰宅費用、ホテル費用などのサービスですが、実はこれが決定的な違いになります。

チューリッヒではこれらすべてが無料の付帯サービスなのですが、あいおい損保だと「事故・故障付随費用特約」という特約を付けないとこれらのサービスが受けられません

特約ですからもちろん任意保険料が上乗せになります。

しかもこの特約を付けてもその内容は

・修理後、自宅までの車両搬送 … 上限額15万円まで無料
・代車 … 無し
・事故現場などからの帰宅費用 … 免責金額1,000円を控除し一人20,000円が上限
・ホテル代 … 上限額1人15,000円まで無料
・事故による各種キャンセル費用 … 補償無し

というように、無料サービスのチューリッヒに見劣りするものになっているのです。


■応急修理だけで安心できますか?

さて残るは故障時など現場に出張して行われる修理サービスです。
(出張が無料なのであり修理費が無料なのではありません。パンク修理でも修理代は有料です。)

これは、公式サイトで「レッドバロンが独自でご提供するサービスであり、オートバイ保険にセットされるサービスではありません」と言っていますが、「レッドバロンであいおい損保」の場合にしか受けられないサービスです。

でも、何の故障であれ故障現場での応急修理で自走できるようになったとしても、それだけで果たして安心してツーリングを続けられるものでしょうか。

古いバイクならいざ知らず今どきの優秀なバイクが走行できないほどの状態になったら、まずは設備・工具などの整った修理工場でしっかり整備するというのが身の安全のためのベストな方法なのではないでしょうか

私だったらチューリッヒの保険にして、走行できない状態になったらともかくまずは最寄の修理工場へ運んでもらい、しっかり修理してもらいます。たとえパンクだって私ならそうします。

帰宅費用、ホテル代、レンタカー費用、修理工場からのバイク搬送費用のすべてが無料なのですから、どこで故障してもほぼ修理代だけでツーリングへ復帰できるでしょう。

レッドバロンの出張修理だって現場で直せなければ結局は修理工場へ運ぶのですから、初めから修理工場へ運んでもらった方が時間が無駄にならないし合理的だと思います。


■各社の任意保険を比べてからでも遅くはない

上の比較ではたまたまチューリッヒのバイク保険の例を取り上げましたが、アクサダイレクトや三井ダイレクト等でも同じような無料ロードサービスが付いたバイク保険を販売しています。

これらの保険会社は、代理店を通すあいおい損保と違いインターネットなどによる直接契約により中間コストをスッパリ省略し、充実したロードサービスと格安の保険料を実現しています。

こうしたダイレクト型バイク保険の登場でレッドバロンのゴールドカードのメリットは絶対的なものではなくなったと言ってよいでしょう。

もちろん「任意」というくらいですからあいおい損保を選ぶのも自由ですが、決めてしまう前に一度各社のバイク保険を比べてみても損はないと思います。

幸い今では自動車保険のように【無料】見積りサービスで簡単に複数のバイク保険を比較できるようになりました。


■保険料が安い任意保険でもいざという時大丈夫なのか

同じ加入条件でも代理店を通して加入するバイク保険に比べて格安になるチューリッヒ、アクサダイレクト、三井ダイレクトなどのバイク保険は「通販型」あるいは「ダイレクト系」と呼ばれています。

特徴は代理店の手数料や支店の人件費などの中間経費がきれいに省略されていることです。

中間コスト省略で生まれた余力で、事故時の初期対応の充実、ロードサービスの充実等をしながら格安の保険料を実現しています。

ネットのQ&Aなどの書き込みは代理店関係者が多く、商売敵の通販型保険を「安かろう悪かろう」などと根拠のない中傷をしたりしているので、通販型は不安だと思っている人が多いかもしれません。

でも通販型バイク保険も基本的には従来の任意保険と同じなんだという一番の証拠をお話しましょう。

それは、従来型大手の保険会社も次々と「通販型」に参入しているという事実です。

東京海上日動のイーデザイン損保、三井住友海上の三井ダイレクト、セゾンの大人の自動車保険、日本興亜損保のそんぽ24などまさに「続々」です。

チューリッヒ、アクサダイレクトなどの「通販型」が本当に「安かろう悪かろう」というダメな自動車保険、バイク保険なら、なぜ従来の代理店型大手が別会社を作ってまで次々と参入してくるのでしょうか。

本社の事故対応、初期対応、アマチュア代理店問題など細かい証拠は色々ありますが、何よりもこれが一発で納得できる証拠だと思っています。

「安かろう悪かろう」どころか、現実には事故経験者への第三者機関の顧客満足度調査で通販型各社の方が例年上位を占めているくらいなのですよ。

少なくとも「保険料が安いために代理店型より事故対応が劣る」ということは絶対に無いと断言してもいいです。

自動車保険と同様、バイク保険も安い所を選ぼうとすることに何の問題もありません。

※この一括見積りは
 あいおいニッセイ同和 アクサダイレクト チューリッヒ 三井ダイレクト 共栄火災 損保ジャパン 
 富士火災 三井住友海上 
の8社のバイク保険に網をかけ、うち最大5社の保険料見積りを比較できます。

あいおい損保のバイク保険の特徴

あいおい損保は合併により「あいおいニッセイ同和損保」になりました。

合併前のあいおい損保は「セイフティーツーリング」というバイク保険を販売し好評を得ていましたが、合併後はこの「セイフティーツーリング」は廃止になりました。

現在はあいおいニッセイ同和損保にバイク専用の保険はなく、自動車保険の2輪契約という形になるようです。

サイトで調べると、自動車保険の「車の用途車種」に原付とともに「自家用二輪自動車」の区分があることが確認できます。

ですから、厳密に言えばバイク保険というよりも自動車保険の2輪契約と行った方がいいのかも知れません。

かつての「セイフティーツーリング」では人身障害プラン、搭乗者傷害プラン、節約プランの3つのタイプがあって、料金もこの順に安くなっていましたが、自動車保険のバイク版のようになった今では人身障害も搭乗者障害も自由に選べるので、特にコース分けをする必要がなくなったのだと思います。

4輪自動車と異なり「35歳以上補償」(35歳以上だと保険料が割安になる)が適用されないことなどで2輪自動車の差別化を行っているようです。

公式サイトに保険料試算ページがあるのですが、二輪の場合はこの試算サービスを使えないので詳しくはわかりませんでした。

あいおいニッセイ同和損保の口コミ・評判などについて次のサイトが参考になると思います。

http://www.nandemo-best10.com/f_money-hoken-car/z41.html

全国サービスセンターによる事故サービス

ロードサービスは、最大55kmまでの無料レッカー現場急行サービス、故障時緊急修理サービスのサービスが付いてきます。

対人、対物賠償であれば補償を無制限まで選択でき、バイクの種別(原付とそれ以外)などで保険料を区分するというリスク細分により、合理的な保険料が設定されるようになっているようです。

基本的に自動車保険ですから、等級による割引きは最大60%(20等級)まであるということになります。

事故対応、トラブル対応では、あいおい損保は損害賠償理論に強いサービス要員が多いと言われ、顧客や被害者へ迅速に接することで安心感を広げるという方針のようです。

となっており、日本全国に数多く配置されたサービスセンターによる事故サービス体制も頼もしいものです。

合併前のあいおい損保はトヨタグループと親密だったといわれていましたが、合併後はどうなのでしょうか。

代理店型ですから、店舗に訪れてみれば自動二輪の任意保険の詳細を知ることができるでしょう。

全国サービスセンターによる事故サービス

充実の補償に、最大55kmまでの無料レッカー現場急行サービス、故障時緊急修理サービス(こちらは人身傷害プランのみ)のサービスが付いてきます。

対人、対物賠償であれば補償を無制限まで選択でき、被保険者の年齢やバイクの排気量で保険料を区分するというリスク細分により、できるだけ保険料が安くおさえられています。
また、等級による割引きが最大60%まであるというのもありがたい特徴でしょう。

あいおい損保は、損害賠償理論に強いサービス要員が多く、顧客や被害者へ迅速に接することで安心感を広げるというのが事故対応等の方針となっており、日本全国に数多く配置されたサービスセンターによる事故サービス体制も頼もしいものです。

あいおい損保はトヨタグループの参加の保険会社で、格付評価が高く、将来性もあり、企業としてみても優良な会社といえるでしょう。
ここ数年は不払い問題の渦中にありますが、対応自体は早めで悪いものではなかったといわれています。

バイク保険を選ぶ眼を養うためのスタンダードとして、また、各社のバイク保険を比較検討するためのものさしとして、まずはこの、あいおい損保「セーフティツーリング」を検討してみることをお勧めします。


※ちょっとこれを!
人身傷害補償保険、過失割合がどうあろうと無関係に補償される保険です。
もちろん示談の成立、未成立も関係ありません。



このページの先頭へ